10数件、面談しましたが、数多く出てくるのが、
「本人からやる気が感じられない」
という主旨のお話でした。
どの学年にとっても、この夏休みは大きな成長を期待しますから、
そのわりに本人がのんびりしていると、
保護者の方が不満に思うのは当然です。
ただ、残念ながら、
「この次期に緊張感を持てる生徒は5%程度」
かと思います。
けど、それで良い訳がありません。
そこで、よく取られる方法が2つ。
1.受験生対象のイベントに参加させる
2.ニンジンをつるす(御褒美をあげる)
「1」の「受験生対象のイベントに参加させる」とは、
具体的には夏期講習や夏期合宿などですが、
正直、講習は誰でも参加するので、本人にもさほど緊張感を与えません。
ただ、ちゃんと通えば学力はつくでしょう。
合宿は、きちんとしたところなら、意識を高めるには好都合なイベントです。
ただ、たいてい合宿は講習の半ばか終わりに設定されるので、
「成長する夏に向けて意識を高める」
ということに対しては時期が適切でない部分もあります。
「2」の「ニンジンをつるす(御褒美をあげる)」は、
短期的には「今度のテストで○○点(もしくは偏差値で○○)以上取れたら・・・」
長期的には「第一志望の学校に合格したら・・・」、
で、御褒美を設定すればよいでしょう。
ただ、この手を一度使うと、
以後、何をするにもおねだりしてきますし、
「自分自身のためになる」
という意識が持てなくなりますので、教育上、あまりよろしく無い部分もあります。
受験において、
「これをすれば、必ずうまくいく」
ということはほとんど無いものの、
「この子には、今、これが効果的かも」
ということは、十分考えられます。
手探り感は否めませんが、チャレンジしてみる価値はあるかと思います。
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