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煌塾だより

東中野にある塾からの情報をお伝えします。

ニンジンをつるす

昨日、他塾において、小6の保護者の方々との面談がありました。

10数件、面談しましたが、数多く出てくるのが、
 「本人からやる気が感じられない」
という主旨のお話でした。

どの学年にとっても、この夏休みは大きな成長を期待しますから、
そのわりに本人がのんびりしていると、
保護者の方が不満に思うのは当然です。

ただ、残念ながら、
 「この次期に緊張感を持てる生徒は5%程度」
かと思います。

けど、それで良い訳がありません。

そこで、よく取られる方法が2つ。
1.受験生対象のイベントに参加させる
2.ニンジンをつるす(御褒美をあげる)

「1」の「受験生対象のイベントに参加させる」とは、
具体的には夏期講習や夏期合宿などですが、
正直、講習は誰でも参加するので、本人にもさほど緊張感を与えません。
ただ、ちゃんと通えば学力はつくでしょう。
合宿は、きちんとしたところなら、意識を高めるには好都合なイベントです。
ただ、たいてい合宿は講習の半ばか終わりに設定されるので、
 「成長する夏に向けて意識を高める」
ということに対しては時期が適切でない部分もあります。

「2」の「ニンジンをつるす(御褒美をあげる)」は、
短期的には「今度のテストで○○点(もしくは偏差値で○○)以上取れたら・・・」
長期的には「第一志望の学校に合格したら・・・」、
で、御褒美を設定すればよいでしょう。
ただ、この手を一度使うと、
以後、何をするにもおねだりしてきますし、
 「自分自身のためになる」
という意識が持てなくなりますので、教育上、あまりよろしく無い部分もあります。

受験において、
 「これをすれば、必ずうまくいく」
ということはほとんど無いものの、
 「この子には、今、これが効果的かも」
ということは、十分考えられます。
手探り感は否めませんが、チャレンジしてみる価値はあるかと思います。
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四谷大塚の「新・カリキュラム」

去年から、大幅に改定された予習シリーズとカリキュラム、
かなりキツイです。

それまでより、1年~1年半も先取りになっていることが多く、
「御三家に手が届くレベル」
の生徒にとっても、時期的にも、
過分な内容と思われるものが多いです。

毎週1単元、授業を受けて、宿題で定着させて、次の授業のテストで定着度の確認・・・
4年生や、塾慣れしていない5年生には、相当つらいかと思います。

特に最近の、
小4:弁償つるかめ算、等差数列
小5:旅人算
は、キツイ!

しかし、ついていけている生徒がいるのも事実。

正直、能力の差が無いかといえば・・・ですが、
現場で見ていると、その差は、
「学習の質と量の差」
が大きいように思えます。

実際、
「週1」で進めているクラスより、「週2」で進めているクラスの方が結果出てます。

それを踏まえても、
「夏期講習で復習と先取りをこなせるか・・・」
2学期以降を考えると、これのもつ意味は、かなり大きいと思われます。