実は、今年、3人目です。
今までの二人(男女・各1名)は、
1、宿題をやってこない
2、授業中の確認テストは3割しか取れない。
3、クラス分けがかかっているテストで、カンニングする。
4、上位の成績を取る。
5、上位クラスにかわる
6、ついていけない
7、「1」「2」の繰り返し
8、クラス分けがかかっているテストで、かなりな低得点。
9、クラスが下がる
というパターンです。
正直、担当者は
「生徒が実力とかなり差異のある点数をとった」
とき、喜んでいません。
むしろ、困っています。
しかし、何の証拠も無く、本人や保護者の方に
「どうやら・・・」
という話はできません。
そして、3人目のせいとは、ついに、上記、「1~7」のあと、
8、クラス分けがかかっているテストで、再び、カンニング。
9、クラスは上位のまま。
と。
しかし、現場を押さえていないので、担当は・・・
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昨日に引き続き「四谷大塚のテキスト予習シリーズ」のお話の続きです。
(以下、算数のお話です。)
四谷の組分けテストで偏差値が60未満であったり、
SAPIXでαクラス以外のお子さん向けの対策についてです。
対策は
「焦らず、基礎を身につけること。」
です。
基本問題がキチンと解けないのに、練習問題に進むのは、
「敵キャラが強く、勝てないけど、
なんどかやれば、運よく上手くいくかも・・・」
という運頼みの勉強は、
受験勉強をゲーム感覚で進めていることと同じです。
基礎が身についていないのに、
1.「正解できた場合」
入試で類題が出題されても、
そもそも、週テストや組分けテストで類題が出題されても、
とける保障はありません。
2.「解けなかったので、解答を見て、学習した」
なんとなく分かったような気分になっているだけです。
と、どちらであっても、
練習問題を解いた時間が無駄であったことにしかなりません。
では、どうすべきか。
とにかく基礎を身につけることが必須です。
具体的には
「基本問題レベルの数字が違うだけの問題を数多く解く」
ことが大事となってきます。
四谷大塚から出されている
「計算」
という教材を解くのも1つの手です。
(簡単すぎるといわれますが、実は、ちょうど良いのです)
とにかく、基礎を身につければ、
その後の各講習の前期で実施されることの多い復習単元の授業では、
応用問題の解説を授業内で理解できるほどになっているでしょう。
しかし、基礎が身についていないと、
講習会の前半の復習でつまづき、新期単元まで手が回らないことに・・・
負のスパイラルへ突入です。
地道感たっぷりで、効果はすぐには出ませんが、数ヵ月後の講習をうまく乗り切るために、
そして、6年生の2月に結果を出すために、
そのためには目先の結果を求めていてはいけないのです。
先日、書きました「四谷大塚のテキスト予習シリーズ」のお話の続きです。
昨年度から4年生が、本年度から5年生がかなり大きく改定されました。
(以下、算数のお話です。)
目次だけ見ると、
「毎週2単元」
であったそれまでと違い、
「毎週1単元」
となり、緩くなったように思えますが、
それは大きな間違いです。
一言で言うと、「ハード」になっています。
もう少し丁寧にお伝えすると、
「2年分くらいの間に数回に分けた分野を、
まとめて1年間で扱ってしまおう、という内容」
という表現になるでしょうか。
数回に分けると、
「前回の復習」
から入るので、
まとめて扱えばそれが無い分時間短縮になるのは事実ですが、
1回の学習内容が深いものとなり、
基礎が身につかない間に、
塾の授業が応用問題に進んでしまう可能性が大きくなっています。
もちろん、練習問題までスムーズに進むお子さんにとっては、
以前のテキストよりも効果的なテキストといえます。
なぜ、そのようになったか・・・
それはSAPIXのカリキュラムに対抗したためでしょう。
しかし、それの是非と問ういているのは筋違いで、
このテキストにどう取り組めばよいか、対策を効果的に取らなくてはなりません。
具体的には、四谷の組分けテストで偏差値が60未満であったり、
SAPIXでαクラス以外のお子さんにとっては、
手強い内容になっています。
そのお子様向け対策、次回、お伝えします。
昨日、他塾において、小6の保護者の方々との面談がありました。
10数件、面談しましたが、数多く出てくるのが、
「本人からやる気が感じられない」
という主旨のお話でした。
どの学年にとっても、この夏休みは大きな成長を期待しますから、
そのわりに本人がのんびりしていると、
保護者の方が不満に思うのは当然です。
ただ、残念ながら、
「この次期に緊張感を持てる生徒は5%程度」
かと思います。
けど、それで良い訳がありません。
そこで、よく取られる方法が2つ。
1.受験生対象のイベントに参加させる
2.ニンジンをつるす(御褒美をあげる)
「1」の「受験生対象のイベントに参加させる」とは、
具体的には夏期講習や夏期合宿などですが、
正直、講習は誰でも参加するので、本人にもさほど緊張感を与えません。
ただ、ちゃんと通えば学力はつくでしょう。
合宿は、きちんとしたところなら、意識を高めるには好都合なイベントです。
ただ、たいてい合宿は講習の半ばか終わりに設定されるので、
「成長する夏に向けて意識を高める」
ということに対しては時期が適切でない部分もあります。
「2」の「ニンジンをつるす(御褒美をあげる)」は、
短期的には「今度のテストで○○点(もしくは偏差値で○○)以上取れたら・・・」
長期的には「第一志望の学校に合格したら・・・」、
で、御褒美を設定すればよいでしょう。
ただ、この手を一度使うと、
以後、何をするにもおねだりしてきますし、
「自分自身のためになる」
という意識が持てなくなりますので、教育上、あまりよろしく無い部分もあります。
受験において、
「これをすれば、必ずうまくいく」
ということはほとんど無いものの、
「この子には、今、これが効果的かも」
ということは、十分考えられます。
手探り感は否めませんが、チャレンジしてみる価値はあるかと思います。
去年から、大幅に改定された予習シリーズとカリキュラム、
かなりキツイです。
それまでより、1年~1年半も先取りになっていることが多く、
「御三家に手が届くレベル」
の生徒にとっても、時期的にも、
過分な内容と思われるものが多いです。
毎週1単元、授業を受けて、宿題で定着させて、次の授業のテストで定着度の確認・・・
4年生や、塾慣れしていない5年生には、相当つらいかと思います。
特に最近の、
小4:弁償つるかめ算、等差数列
小5:旅人算
は、キツイ!
しかし、ついていけている生徒がいるのも事実。
正直、能力の差が無いかといえば・・・ですが、
現場で見ていると、その差は、
「学習の質と量の差」
が大きいように思えます。
実際、
「週1」で進めているクラスより、「週2」で進めているクラスの方が結果出てます。
それを踏まえても、
「夏期講習で復習と先取りをこなせるか・・・」
2学期以降を考えると、これのもつ意味は、かなり大きいと思われます。
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